東京へ

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ゴールデンウィークは東京へ行ってきました。なんと3年ぶりでした。
最後に行ったのはこの「houseTA」のリノベーションの現場の時。毎週通ったのが懐かしいです。久々の訪問では事前に「家じゅう子供達のらくがきでいっぱい!」とお聞きしていましたが、全然そんなことはなく、たくさんの生活が詰まって幸せな家になっていました。
コンクリートむき出しの存在感なのか、細かなディテールで設計したつもりでしたが、おおらかな空間に感じ、きっと天井が白いボードだったらこのように感じなかったと思います。
そして何より年月が経ったお住まいの様子を見せて頂けることは設計者として本当にありがたいことです。

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さて、建築もいろいろ見て廻りました。表参道へはスイスの建築家、ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「ミュウミュウ青山店」を見に行きました。これはすごかった。「軒」と言って良いのか迷うスケールの大きな軒が屋根から浮いています。
「houseAA」でも過剰な軒で広がる空間を試みましたが、これも2階にあがると軒が壁面のようになり、足元に行き交う人たちが見える建築でした。まあ、世界のMiu Miuですので資金も立地も桁違いですが。

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持ち出しの鉄骨材もなく、キラキラときらめくその仕上は、上品でとても美しかったです。先端のディーテールも何から何まですごい。側面のステンレスの外壁は、途中ミラー仕上になっており、街を映し出します。

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向かいには同じくヘルツォーク&ド・ムーロン設計のプラダがあります。
スパイラルの展覧会もおもしろかったし、たくさんの友人にも会えて、3日間の東京は最高でした。そして帰宅した時の残念さといったらなかったです...
全くスムーズには行かないけれど、子連れでもなんとか行けそうなのでまた行こう!

momma

金沢

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終了間近に迫った展覧会「3.11以後の建築」を見に、金沢21世紀美術館へ行ってきました。そしてもうひとつの目的は、谷口吉生氏設計の「鈴木大拙館」。
鈴木大拙館、最高でした。特にこの庭に面するコーナーは、曇り空もあってなんだか日本とは思えないトーンの風景で、最も印象に残っています。

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鈴木大拙(1870-1966)は、アメリカに渡り禅文化を世界へ伝えた仏教哲学者で、ここには書籍や写真などに加えて多くの「ことば」が展示されています。美術館と違い、哲学や人となりを展示する空間であり、静寂で思考を巡らせる哲学に相応しい建築であることは、実際に訪れて体感できました。
具体的には内部と外部に回廊が巡らされ、ところどころに展示や思考の空間がつくられています。回廊が折れる部分にも一枚の写真が展示されていたり、絵画のように庭を切り取って見せていたり。

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この水面ではミースのバルセロナパビリオンを思い出し、過去の印象はきちんとインプットされているんだなと気づいた瞬間。

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谷口さんの建築の中では小規模な建物で、薄い庇や目地の通ったディテールもたくさん見れて感激でした。
塀には水の道。

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さて、鈴木大拙館とは逆の動的な印象の金沢21世紀美術館。私は開館以来、10年ぶりぐらいに訪れました。開かれた広場と美術館は健在で、こんな建築がつくられる金沢はすばらしい街です。レアンドロ・エルリッヒのスイミングプールもやっぱり楽しかった!

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開館当時にはなかったものも増えていました。これはオラファー・エリアソンの「カラーアクティビティハウス」。色の3原色を利用して、様々な色の風景を表現しています。

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こちらはLAR/フェルナンド・ロメロの「ラッピング」という作品。子供達が中に入って遊んでいますね。
金沢、お魚も美味しいし、久しぶりのお友達にも会えたし、また行きたいです!

momma

うつくしまふくしま

福島に行ってきました。

毎日格闘した図面をようやくアップして
相変わらず睡眠を取れないまま雲の上へ
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人がこっちを向いて並んでるかのような稲藁
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野に咲く花
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もう山は紅葉
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素朴な猪苗代湖
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初めてまわる福島は本当に美しい場所で、

今ここで原発の問題が起こっているとは全く感じられない穏やかな風景と
明るく包み込むような人達がいて、
反面、こんな環境だからこそ都合良く原発がつくられたのかと感じました。

瀬戸内の美しい島々に無造作に橋がかかっている風景を見た時も心が痛みましたが、利便性を求め、私たちの手で日本の美しい風景を壊すようなことはしてはならないと感じた旅でした。

瀬戸内国際芸術祭2010 - 2日目

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さあ、2日目。
今回最も楽しみにしている豊島(てしま)へ。朝一のフェリーに乗りました。

旅の勘がなんとなく戻ってきたところで、ガイドブックを見ながらフェリーの中でルートを考える。
今回の旅、まるで地球の歩き方を片手にリュックを背負って回る、海外旅行のようなのです。
なぜなら、フェリーも一日数本、豊島のバスも40分に1本。
地図はガイドブックのみ。作品も点在。
まあ、私はいつもはナビ側ではありませんが。。。今まで連れて行ってくれた方、ありがとう☆

港に着いて、まずはみんなと逆方向(と信じる)西回りのバスで、キャメロン・ロビンスの作品を目指しました。
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バスを降りると普通にこんな海が!なんて美しい!

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そしてキャメロン・ロビンス。私は今回の旅の中で、これが最もよかったです。
3本のオルガンパイプが海へ。ボートの上の口から潮の満ち引きによって、音が出てきます。
これは毎日、毎時間、違う音が違うリズムで聞けるはず。

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スー・ペドレーの作品。もう人が住んでいない民家で記憶をテーマにした作品。
この包まれた食器はこの家に残っていたものだそうです。

そして奇跡的に時間ぴったりのバスに乗り、クリスチャン・ボンタンスキーの「心臓音のアーカイブ」を観に。少し遠いので、レンタサイクルが便利でした。
この作品も良くてかなり長居。恒久なので、会期が終わっても観れそうです。
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男木島の石垣もおもしろかったけど、豊島の石垣はこんなに綺麗。
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そして、ものすごく、ものすごく楽しみにしていた「島キッチン」へ。
島キッチンブログを見て期待していた料理。期待通りとてもおいしかった!
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島キッチンは柿の木を中心にぐるっと円を描いたようなプランです。
だけどみんなが中心を向いている訳ではない。
皆が平等の精神ではなく、ちゃんとそれぞれの場があった。
一般的にはフラットな関係になりがちなプラン。
私はみんな等しくという考えがあまり好きではない。
私の勝手な解釈ですが、建築家によってこんなに違うものにできるのだとすごく共感しました。
床の扱い、高低差。そう成り立たせてるものをいろいろ理解。



この後、予定外に小豆島に行ける時間があることが判明して、スゥ・ドーホーの作品を見る為だけにフェリーに!贅沢!
いや、うそです。もうひとつ、噂の醤油豆かき氷を食べたい!と渡ったのですが、
見つかりませんでしたー。どなたか見つけたら教えて下さい。
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そして1時間で小豆島を後にして、ぎりぎり高松まで戻りました。
本当に暑く、本当に楽しかった。いい夏だった!!!


追記:
そういえば、豊島といえば産廃問題。行けば現状が分かるだろうと思っていたのですが、全くその気配はありませんでした。
もう解決済みということでしょうか。
反対看板もなければ展示もほとんどなく、美しい自然だけが取り戻されていました。

瀬戸内国際芸術祭2010 - 1日目

瀬戸内芸術祭に行ってきました!
2日間の強行スケジュール。
高松→女木島→男木島→豊島→小豆島→高松の旅。
まずはフェリーで女木島(めぎじま)へ。鬼ヶ島伝説の島です。
久々のフェリー!ワクワク感倍増です。
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到着すると、まず目に入ってくるのはこれ。かすかに音楽が聞こえます。
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女木島はほとんどが山で、港の周辺に全長500m程度の町があるぐらいで歩いて回れます。
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女木島で一番よかったのは、レアンドロ・エルリッヒの作品。民家を改装したもので、不思議な体験ができます。


次に、一日目メインの男木島(おぎじま)へ。
男木島は噂どおり、すごい魅力的な路地の町。坂の町。階段の町。
山に張り付くように民家が建っています。
ジャウメ・プレンサのインフォメーションセンターに迎えられ。
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仮設のロッカーも絵になります。
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道は細く、車は通っていません。とても静か。でもうだる暑さ。
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路地を活かした作品が多く、路地を進むと急に作品が現れます。
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谷口智子さんの作品。島じゅうをパイプが張りめぐらされています。
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こっちで「おーい」 あっちで「おーい」
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谷山恭子さんの作品「雨の路地」。
ある時間にめぐり会えると、ぶら下げられたバケツから雨が降ってきます。
暑さで倒れそうな私たちに、本当に恵みの雨。
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作品はその他もたくさんありました。男木島には良いものが多かったです。

斜面地なので、歩いていると、下の家の屋根のレベルに道があったり。
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暑さでへばる猫。猫は3匹います。3匹めはどこにいるでしょう?
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夜は島にふたつしかない民宿で、おいしい魚料理を頂きました。
お刺身、煮魚、焼き魚、天ぷら、煮もの、酢の物、お肉・・・まだまだ。
タコが捕れるので、たこ料理も。タコの天ぷらを初めて食べました。ホントにおいしい!
軽く2人前。完食。

部屋の窓から見えた夕陽。
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