第24回ふくしま住宅建築賞 入選しました!

190701_0 2
先日、Facebookで簡単にご報告致しましたが、「houseMM」が第24回ふくしま住宅建築賞で入選いたしました!

このプロジェクトは、施主=弟、工務店=父、で設計が私という、古川家プロジェクトでした。最優秀賞は、表彰対象が施主、工務店、設計の三者であるという事を知ったときには、父と息子二人が賞状と記念品を持って並んで撮影している所が頭に浮かび、これは応募するしかないなと思って出しました。(入選は施主と設計者)

190701_1.jpg
現地審査の時は、京都から十数年ぶり?の夜行バスに乗って福島へ。眠れずで体調不良でしたが、何とか乗り切りました。審査委員の皆さんがとても静かで、難しかったです。賞の現地審査は2回目の経験で、前よりは力を抜いて説明出来ました。

190701_2.jpeg
表彰式は、弟と父に出席してもらい、設計者の代理として賞状と記念品を受け取ってきてもらいました。写真は父です。もう工務店をたたもうとしているので、いい思い出になってくれたら。

190701_4.jpeg
記念品の「ストームグラス」。中の液体が天候によって様々な表情で結晶化する様です。19世紀のヨーロッパでは天候予測器として使われていたそうです。

賞の基本スタンスが、
1「県産材を使用した住宅」
2「匠の技、大工技術を駆使した住宅」
3「古民家再生による住み継ぐ住宅」
4「空き家を活用した地域再生住宅」
という評価軸のなかでしたので、なんとか入選をいただけただけでも良かったのですが、純粋に建築にもう少し力があればこういう評価軸でも上へいけたのかなと思いました。

改めて、施工してくれた父と、設計を依頼してくれた弟に感謝したいとおもいます。ありがとう!

furu

プロジェクト更新 houseMM

projectのページに福島の住宅「houseMM」の写真をアップしました。

momma

houseMM 竣工後

181029_01.jpg
福島県郡山市で進んでいたhouseMM 、3月の足場解体の記事から更新していませんでしたが、4月に無事お引き渡ししております!この週末は皆さんにご協力頂き、竣工写真撮影でした。
ということで大変遅ればせながら手持ちの写真でご紹介。6月にお邪魔した時の写真です(いつの話か...汗)
この写真は敷地前に広がる広大な公園から撮ったもの。建物が分かりますか?
ここは公園付き住宅とでも言える子育てには一等地の立地です。素晴らしい!!

181029_02.jpg
公園の入口から。切妻の屋根、2階はシルバーのガルバリウム鋼板立てハゼ葺の外壁、1階は開口部と軒下が連なります。
公園に向かって横長の平入(軒の向きです)にする配置は初めて敷地を見た時に決まったようなものでした。

181029_03.jpg
駐車場4台(さすが福島!)という要望から生まれたコンクリートを直に洗い出した土間です。こんなことをやって下さる施工者さんに感謝です。

181029_04.jpg
これはアプローチ。滑り止めの目地を入れています。洗い出し+目地で相当難しいものをスカッとして下さいました。大工さんお手製の目地棒。

181029_05.jpg
門柱は今回木で、ポストは側面に付けてみました。

181029_06.jpg
軒下空間。この土間はちょうど座れる高さにしています。いろんな使い方が想定できて楽しめる場所になれば。
お店も開けそうだなと思っていたら、お店と間違って来る方続出のようです。

181029_07.jpg
南側の外観。そういえばこれは確認申請で窓か壁かで揉めていましたね(笑)
既成の住宅用アルミサッシを使った窓を組み合わせています。

181029_08.jpg
続いて玄関から入ったところの土間空間。これが特徴の家です。
このまま奥まで広い土間が続きます。物干しも遊びもここで展開されます。(洗濯物が干してありましたので全体の写真は控えます!)

181029_09.jpg
土間から2階へ上がると大きな部屋のようなホール、窓から公園が一望できます。
ここでお勉強ができるか、はたまた外で遊びたくなってしまうか、というみんなの机を設置しています。

181029_10.jpg
このホールから一段、木の固まりで製作して頂いた踏板を上がるとそれぞれの部屋に入るようになっています。
部屋は小ぶりに、共用のホールは大きく、開け放しで使う意図で設計しています。
仕切りはツインカーボの軽い建具としています。壁は桧合板。

181029_11.jpg
そのホールからはいくつか1階が覗き込めます。これは玄関を入った所の土間。乗り捨ててある自転車がいい感じです!

181029_12.jpg
こちらの吹き抜けからはダイニングとリビングが見えます。ちょっと人数多いですが、私たちも混じっています。笑

181029_13.jpg
1階に下りまして、ダイニングから洗面空間を通じて繋がる土間を見たところ。奥に明るく写っているところが土間で、土間用のシンクがうっすら見えます。洗面の横に日常の収納がたっぷりあり、家事動線を便利にしています。

181029_14.jpg
最後に夕景。普段はこんなに照明は付けないと思いますが。

竣工写真ができたらプロジェクトにアップしたいと思います。小難しい設計コンセプトはその時に。
ともかくとても気持ちのいい住宅となりました。進行中の住宅も含め、今のところ設計させて頂いているすべての住宅が、仕切りのないぐるぐる巡る住宅となっています。子供達が2階も含めて隅々まで駆け回ることは私たちの理想です。成長に応じて仕切っていくのか、このような家で育った子供は個室に入らなくなるのか、集中する時はどこで過ごすのか、これからも様子を伺っていきたいと思います。

撮影立会に行っている古川に変わり、故郷福島のお仕事の様子を簡単にご紹介でした!

momma

足場解体

180315.jpeg
houseMM、外部足場が取れました。桜のつぼみが!

furu

houseMM(福島の家) 金物検査へ

180120_2.jpg


180120_1.jpg
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

今年は住宅の現場が多い年になりそうで、とても楽しみです。

さて、houseMMは年明け早々に建て方が終わって、先日金物の設計検査へ行って来ました。図面通り、金物が設置されているかすべての取り合いを確認します。2、3の指摘をして無事終了しました。

建て方に立ち会えなかったので、スケール感や、見え方の確認をして頭の中のイメージを修正。2階からは、向かいの公園の桜がばっちり見えました。

花見の季節に余裕を持って間に合う様頑張ります。

furu

ブログ

 
02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリ
最新記事
SEARCH
月別アーカイブ